「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第30話 雨音~順応早し

ザーッ


「はぁ・・・。」


昨夜から降り続ける雨に深いため息をつく。

こんな世界になってから雨は初めてだった。視界が悪くなるため昨夜は全員総出で見張りをしなければならず、非戦闘要員であった香織・緑も朝まで見張りについていた。


畑もこの雨では使えない。見張りも今は必要ない。他のメンバーは寝ている。

自分だけが寝れずにすっかり縁側から雨を眺めてしまっている。

色々な事を考えるが全て思考も浅く終わってしまう。洸介や輝行や由記は元気だろうか。あれから一度も帰ってこない。

そんな事を考えていると、何か忘れているような感覚になった。

2人が出発する朝。

輝行「緑。ちょっといい?」

緑「なあに、韓ちゃん。もう出発でしょ?」

輝行「準備はもうできてるんだけど、緑に言っておきたい事があって・・・。」

緑「え?なになに?」

妙に他人行儀な感じの輝行に少し動揺しながらも緑が聞く。

輝行「いやさ・・・。淳史には内緒で銃を緑とかの分も渡して置きたくてさ。隠し場所を教えるから、何かあったら使ってね。」

緑「あ、ああ銃ね。分った。淳史にも内緒ね。」

輝行「河野は腕使えないし、淳史は銃嫌うし、海保は自慢の肉体があるから、女の子を守れるか心配でさ。由記はもう持ってるから香織にも教えといて。」


確かにあの時教えてもらった。隠し場所に向かう緑。

隠し場所はなんと倉庫の裏にあるフレディの墓(遺体はないが)だった。


緑「こんなとこに作ってたんだ・・・。」



フレディの墓に少し手を合わせると、恐る恐る近寄り銃がしまってあるらしき箱を開ける。

手紙と一緒に銃と弾、それと諸々の付属品が置いてあった。


「緑のはマーリン。香織にはランバー。ちなみに由記のはサベージ。銃の名前ね。弾は3発ずつ入れてあります。十二分に気をつけて使ってね。」


緑は手紙と弾をポッケトに入れ、香織と自分の銃を自分の部屋に持って行った。


香織は寝ている。久々に良く眠れているようだ。香織の荷物に銃一式を置き、輝行からの手紙を添えた。

香織の睡眠の邪魔になるといけないと思った緑は銃一式をもっていつもの見張り場所へ向かった。

少しも視界が広がらない。朝だというのにまるで夕方のように暗い。


緑「なんか暗いけど・・・。大丈夫かな。」


少し不安になった緑は銃を少し強く握り、雨の中を見つめ続ける。

見張る必要はなかったけれど、緑は見つめ続けた。時より門の辺りに向けて銃を構える。

そして小さな声で「バーンッ」と呟くとまた見つめ続けた。


「よう、何やってんだ緑。」


突然の声に驚き振り返るとそこには香織がいた。


緑「なんだ、かおちゃん。ビックリした。テンション高いね。」

香織「なんか目覚めちゃったの。みーちゃん探そうと思って枕元に銃があったしここかなって。」

緑「なんか驚きだよね。ちょっと前までは普通に働いてたのに、こんな場所で銃なんか持っちゃって。」

香織「ほんとだよね。」


2人は少し黙ると雨の中を再び見つめた。2人の目にはやはり不安があった。

いつ襲われるか分らない状況と、それをいち早く見つけなければいけないという責任ある場所に自分達がいるのだという不安が彼女達の目を少し曇らせた。


香織「あれ?あれなに?なんか登ってない?」

緑「え?どこどこ?」

香織「あそこ!あの木の辺りの少し右!登ってない?」

緑「あっ!本当だ!」

香織「みーちゃん、銃!銃!撃って!」


緑はそう言われるとイヤープロテクターを装着し香織にも渡した。

狙いをつけるがなかなか定まらない。塀を登りきってしまったら大変だ。

雨による寒さと初めての発砲と異形のモノたちへの畏怖で手が震える。

香織が早く早くと叫んでいる。異形のモノたちも今にも塀を登りきりそうだ。


「バーンッ!」


白い煙が緑の構える銃からあふれ出ていた。驚きで緑も香織も数秒言葉が出なかった。

我に返るとさきほどの塀を見る。登っていた奴らは消えている。内側の塀の下にもいないようだ。

追い返した。見事追い返したのであった。


香織「みーちゃん・・・。」

緑「かおちゃん・・・。」

緑・香織「やったね!」


2人が抱き合った理由は異形のモノたちがいなくなった恐怖から来る喜びではなく、自分達も戦闘要員だという自信を得た事から来る歓喜だった。

発砲から少しして海保と淳史と河野がやってきた。

少し怒りぎみの淳史だったが、雨の日には朝でも要注意するべきだといういい勉強になったと海保が説得し銃の発砲については目をつぶった。


見張りを代わるという河野と海保を押しのけ、再び雨の中を見続ける緑と香織の目にはもう恐怖はなかった。

彼女らの目にはうっすらと輝きすら見られた。


緑「あっ、雨止んだ。」

香織「ほんとだ。」


空はいつの間にか雨が止んでいた

雲の隙間から差し込む太陽の光が眩しかった。


to be continue (速攻で衣替えなう)

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