「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第34話 夜行~ドキッとしますよ本当に

「はぁ・・・。」


走り始めてから数十分。

特に疲れている訳でもないが、なぜか疲労感が体を漂う。

途中休憩のため立ち止まると何度も思う。「戻りたい。」


慣れないカブのギアチェンジのせいか、いいや違う。自分への嫌気さが彼にため息を付かせるようだ。


「今さら戻れないよな・・・。」


そう呟くとカブに跨りアクセルといつもより多めにひねる。


ギアチェンジを済ませるといつものように走り出そうとした彼だった。
しかし、突如として唯一の仲間だったカブが彼に猛威を振るった。

「ヴォン!」


彼の必死のハンドル操作も虚しくカブは彼の制止を振り払いガードレールに向かって急発進してしまう。

「ガシャーン!」


気がついた時にはカブは申し訳ないと言わんばかりに小さな煙を出して大人しくなっていた。


「痛てて・・・。はぁ・・・。俺ってダメだな。」


帰るにも片道数十分の道のりを、どんどん暗くなっていく道を歩かなければならなかった。


帰るも闇、行くも闇。彼の考えるとるべき道は決まっていた。


彼は決心すると煙を出して壊れたカブと別れ、懐中電灯片手に富士山への道を歩き出していた。


カブとガードレールとの衝突音と煙であいつ等が集まってくるかもしれないという恐怖が彼の足を早くさせた。



思えば自分はみんなに辛く当たっていたのかもしれない。


みんなを引っ張るのは自分しかいないと、みんなの気持ちも考えずにがむしゃらに進みすぎたのかもしれない。


「今ごろみんなどうしてるかな・・・。どうせ、俺の事なんか気づきもしないんだっ・・・。」


歩きながらも無限に思える道と考えと戦いながら、すっかり暗くなった道路の真ん中を1人進む。


「御殿場にはもう付いたんだろうけど、入り口はどこだろう・・・。」



彼が見えるのは懐中電灯に照らされた木々や道のみだった。それ以外はずっと続く闇のみ。


辺りをうかがっていると一瞬、枝が折れる音が聞こえたような気がした。


直ぐにライトを消すと道の脇の草むらに体を隠す。


いつもと違って今は1人だという事が彼の恐怖を煽った。とその時。


道の向こう側から人のような物体が出てきた。あいつ等だ。


気づかれないように森の中へ逃げないと、と思い後ずさりする。


「バキッ!」


しかし彼もまた枝を踏んでしまった。気が動転した彼は身動きもせずそこになるべく小さくなってうずくまるしかなかった。

数分後、さっき見た場所にも辺りにも気配はなかった。

安心して体を起こし、前に進もうする彼。

懐中電灯を下に向け警戒しながら道路の脇を歩き出した。


すると、まさに彼が歩き出した道の真ん中に3つの物体がいる。

突然の出来事に全員その場で止まった。

淳史は思わず、叫び声を上げ、懐中電灯も投げ捨て逃げ出した。


「ヴァアアアア!!」


耳が破けそうになる位の大声をあげて追いかけてくる3人の異形のモノ。


足が速い淳史ではあるが、3人の速さも尋常ではない。


淳史は森に逃げた。木が生い茂っている中ではスピードは殺されるはず。


そう思い淳史は懸命に走った。


しばらく走り続けている間に、奴らの声が聞こえなくなった。


少し小走りになった淳史は周りを伺う。


すぐ近くに建物を見つけた淳史はためらわず走り出す。


何かの施設かと思いきや、古びた放置されてもう何年も経つだろうと思われる小屋だった。


辺りに細心の注意を払いドアを開ける。誰もいない。何かの物置のようなものだろう。


小屋に入るとドアを小屋の中のガラクタやゴミで塞いだ。小屋の中にはそのようなものしかなかった。

くもの巣がはびこり、唯一あった窓もほこりだらけでまったく光を通さなかった。


そんな真っ暗な中で彼はうずくまった。


「やった・・・やったぞ・・・。俺1人だってあいつ等3人を相手にできたんだ・・・。富士山だってきっと・・・。」


いつあいつ等が襲ってくるか分らない状況ではあったが、異形のモノ3人を見事まいた自分への満足感もあってか、壁に背を向け目をつぶり・・・。



気がつくと小屋の窓からは光が差し込んでいた。すっかり眠りこんでしまったようだ。


そういえば、こんなにもゆっくり寝た事は久しぶりなのではないかと思った。


そう思うと体が軽くなり、富士山への道も見つかるだろうという気持ちにもなれた。


少しホコリまみれになった体を手のひらでさっと払い、昨日歩いていた道を進み始める。


少し歩くとそこには御殿場口登山道の看板がちらほら見えてきた。


「やった・・・。意外と近かったんだな。ようし。」


一人で無事到着できた事が彼の自信を最高潮に高めた。


足取りは軽く、もう置いてきたみんなの事も考えずただ登る事のみに集中した。


彼が出発して半日が経過していた・・・。


to be continue (やっぱりコーラはうまいぜよ!)

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Author:俊洸輝志
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