「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第57話 包囲・前編~兵は拙速を尊ぶらしいぜ

香織「行っちゃったね・・・。」


河野「だな・・・。」


海保「よし!河野!さっさと打撲治して東京向かうぞ。」


河野「おう!」


淳史「よっしゃ!東京だ!」
京都組出発後の彼らの目覚しい働きは賞賛に値した。


河野は1日後には1人で歩けるようになり、海保は筋トレに磨きをかけウェイトを5kg増量し、淳史は不足しがちな水と食糧を周りの街から集めた。


そして香織は唯一の女性である事を不利ともせず、男3人に適切な指示をし、ここにきて中心的な人物になりつつあった。




京都組いなくなってから2日後の朝


「うん・・・うん・・・。いいぞ・・・ようし。」


香織「水と食糧は運びやすい大部屋に積んでおいてね。」


淳史「了解です。」


香織「海ちゃんは今日から筋トレ禁止ね。これ以上ウェイト増えたら気持ち悪いし、車の燃料が余計に掛かるでしょ。」


海保「了解です・・・。」


香織「後は・・・おにいちゃんか。」


「またせたな・・・。」


海保「お?もういいのか。」


香織「一昨日からリハビリもしてたしね。いいよ良く頑張った。」


淳史「じゃあ出発は明日だね。」



出発を明日に控え、前々日から準備をしていた彼ら。


後は朝が来るのを待つだけだった・・・。


見張り役をかって出た河野以外は、明日の事を思い浮かべながら眠りに着いた・・・。



河野「あたた・・・。ふぅ・・・。明日か・・・。」


河野は輝行と取りに行った時に選んだ銃・モスバーグを抱え、門を見つめ続けている。


京都組の事や東京の姿を思い出しては切ない気持ちになっていた。


ふと、彼の耳に何かの泣き声が聞こえた気がした。


一気に心配になった河野は辺りを見回し門を凝視する。何もいない・・・。何も聞こえない・・・。


不安になった河野は海保を呼びに走った。


携帯が使えない現在。連絡手段はないに等しかった。



河野「海保!海保ったら!」


海保「なんだよ・・・。ちっ。」


河野「襲撃かもしれないんだ。淳史と香織を起こすからお前は見張り行ってくれ。」


海保「分った分った・・・。行くから行くか・・・。」


河野「起きろ!ダイヤ!」


海保「ちっ。明日出発だってのに・・・くそっ。」


河野は淳史と香織を起こすと2人を連れて見張り場所まで戻った。


そこには海保が周囲を伺っていた。


香織「海ちゃん・・・どお?」


海保「何かがいる気配はするんだ・・・。ただ声もしないし塀を登っても来ないんだ。」


淳史「俺、一応自家発電機で照明点灯の準備しとくね。」


河野「頼んだ淳史!香織!とりあえず弾込めしないか。何かあったらスグ撃てるようにさ。」


香織の教えで香織と河野の銃に弾が込められた。実弾を込めた銃を持つという感覚に河野は少し恐怖を覚えた。


淳史の向かった発電機は倉庫の隣にあり、現在いる見張りをする屋上からは露天風呂の木々で見る事ができなかった。



香織「あっちゃん着いたかな・・・。あっ!何かあった時の合図決めてないよ!」


海保「何かあったら河野が銃を撃つって事を淳史に伝えてくる。」


海保に代わり香織と河野が当たりを伺った。塀にも何も異常はない。音も声もしない。ただ漠然とした気配のようなものだけが感じられた。


河野「杞憂であってくれ・・・。」


河野が目を瞑り、何事もなく朝を迎えられますようにと祈った・・・。


香織「なにあれ!!」


河野は香織の叫び声で目を開けた。門には何も異常はない。塀には・・・。


河野「なんだ・・・あれ?」


塀に頭が少しだけ見えた。塀は優に2m以上ある。普通に立った所で頭は見えないはずである。

それがゾンビが頭を出しこちらを見ている。声も出さずにである。


香織「う、撃った方がいいのかな?」


河野「分んないけど、襲ってくる様子じゃなさそうだな・・・。ちょっと様子見るとか・・・。」


河野が躊躇していると海保が戻ってきた。

海保「淳史には伝えた。銃声があったら旅館中の照明を付けるよう言っておいたから。」


香織「海ちゃん・・・あれ見える?ゾンビがいるみたいなんだけど、声も出さずにずっとこっち見たまんま襲ってこないの・・・。」


海保「え?本当だ・・・。何かを待ってるのかな・・・?」


河野「撃っていいと思うか?このまんま見られたんじゃどうなるか分らないし・・・。」


香織「朝まで襲ってこなければ私達は出発だしね・・・。」


3人はゾンビに見られているのが嫌になり少し隠れて監視することにした。


朝を迎えればゾンビは消え、何事もなく東京に出発できる。


朝さえ迎えられれば・・・と思っていた3人に思いがけない出来事が起きる。




雨だった・・・。このまま朝まで振り続けた場合、当然朝日は拝めないだろう・・・。




香織「最悪だね・・・。」


海保「これで襲ってきたら・・・。」


河野「はぁ・・・。」


3人が不安に苛まれていた時、淳史が戻ってきた。

香織「どうしたのあっちゃん!」


海保「発電機に何かあったか!?」


淳史「いや・・・何も連絡もないからちょっと外に出てみたんだ・・・。そしたら塀の外からゾンビがこっちを見ているんだよ!!!」


河野「そっちもか・・・。どうなってんだ?」


淳史「そっちもって・・・。こっちにもいるのか?」


香織「後ろから・・・前から・・・・。」


香織がそう言った瞬間だった。

突然それまでずっと見つめ続けていたゾンビが声を発したのだ。


「ヴァアアアアアアア!!!!」



襲い掛かるというよりも、何かの合図のような叫び声だった。

そう感じたのも、その叫び声に呼応してか、他の塀からも一斉にゾンビの顔が出てきたからであった。


彼らが呆気にとられ何も出来ずにいる間に、ゾンビ達は続々と塀を乗り越えてきた。


香織「ちょ、ちょっとあれ・・・。」


海保「なんなんだよあれ・・・。」


淳史「あ・・・。」


河野「おい・・・。どうすんだよ・・・。どうすんだよ!!」


河野の怒声で目が覚めた海保が発電機へと走った。続いて香織、河野、淳史と走った。


河野「どこいくんだよ海保!」


海保「発電機に決まってんだろ!旅館中に置いた照明を付けなきゃ片っ端から壊されるぞ!」


香織「もう侵入されてるんだよ!逃げなきゃだめじゃないの?」


淳史「海保!発電機のある倉庫裏にもあいつ等が顔を出していたんだぞ!」


河野「もうそこには侵入されちゃってるぞ!それより逃げる事を考えないと!」



「ブォン・・・。」


何かが横を通った気がした。もの凄いスピードで。


気づくと海保が消えていた。


河野「海保!!どこ行った!!早く返事しろ!!」


海保はいない。見渡しても周りにはいない。


「こっちだ!!」



海保の声が浴場の方から聞こえる。3人は大部屋がある本館から個室部屋がある連絡通路から少し逸れて浴場へ向かう。


浴場には海保がずぶ濡れで立っていた。


淳史「どうして急に浴場なんかに・・・。」


海保「はぁはぁ・・・。あいつのせいだ・・・。」


海保が差す方にはゾンビが1人横たわっていた。

気を失っているようだが、何かを握り締めている。


香織「あれって・・・みーちゃんの靴じゃない?」


河野「そうだ・・・でもあれって確か森で無くしたのと・・・ゾンビに投げつけ・・・。」


海保「あのめっちゃくちゃ速いゾンビみたいだ・・・。俺に殴られて気を失ってるだけだから、さっさと行こう。」


香織「なんでこんなトコまで・・・。」


淳史「でも、きっともう旅館中ゾンビだらけだよ?」


香織「多分本館にはもう戻れないよ・・・。倉庫もどうなっているか・・・。」


海保「くそっ!門の横に止めといた車さえ出せれば脱出できるのにな・・・。」


みんな「・・・。」



「俺が言ってくる・・・。俺が発電機を動かして照明をつけてくる・・・。」



香織「何言ってんの・・・だめだよ!」


淳史「向こうにもゾンビは侵入してきてるぞ!?」


海保「俺も行こう・・・。」


河野「いや・・・。実は俺打撲が治ってないんだ・・・。この先逃げたとしても皆の足手まといなっちゃうしな・・・。」


香織「そんな事気にしないよ!いいから銃もってよ!茂みに隠れながら塀を越えて逃げようよ!」


海保「そんならなお更お前じゃなくて俺が行くよ。」


淳史「みんなで行けばいいだろ!」


河野「だめだ!海保の他に車を任せられる奴はいないだろ!海保・・・車・・・頼んだぞ。」


海保「分った・・・。でも絶対戻ってこいよ!」


淳史「・・・。絶対だぞ!」


河野「ああ。俺が照明をつけるまで茂みに隠れていてくれ・・・。照明がついたら車に向かってくれ!俺も向かうよ。5分して照明が着かなかったら・・・。」


香織「だめだって!」


香織に返事もせず、河野は走っていった。


それでも河野を追いかけようとする香織を淳史と海保で取り押さえ、茂みに隠れさせた。


茂みに隠れた3人をゾンビ達は容易に見つける事はできなかった。


何人かゾンビが前を通り過ぎたが、一向に気づく素振りを見せなかった。


河野が行ってから丁度5分後・・・。


電気は付かない。



to be continue (お腹が痛くてもうだめぽ)

作中で誰かを亡き者にしたくなった。今さらポチッと押しても変えるものですか!

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コメント

痔の人

急展開で読んでてほんとにドキドキしました 
更新待ってます!

俊洸輝志

心臓に気をつけてくださいね♪

ありがとうございます。

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妄想してますか? 僕たちはエブリディー。 このブログは、妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。 えー、このブログは僕たん達4人、俊、洸、輝、志が脳内麻薬を分泌し、いい具合にケミストリーしてます。 4人が続けて毎回違う作者が、妄想による小説を書いて まぁ、そんな感じです。

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