「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第90話 病気~終わってしまう去年

直接見た人よりも多くの衝撃を受ける人もいる。



あまりのショックに言葉がでない人、泣く人、色々な反応をする。



何を考えての行動・反応なのかは、その本人以外には恐らく分からない部分が多いだろう。



それを奇行と言ってしまうには余りにも、悲しいが、理解しがたいものだ。
話は海保の一言から始まる。



「一体何があったんだ?」



その一言で河野は後ろから顔を出し、その惨状を目の当たりにした。



立ちすくむ淳史と香織。



無残にも横たわる3人の姿と見知らぬ子供。



冷静な人が見たとしても、この状況をうまく説明できるとは思わない。



だが、海保はその場にいた2人に話しを聞くしか方法はなかった。



海保・河野が連れてきた人達も中の異変に気がついたようで、安全な場所ではないと騒ぎ始めていた。



口を開こうとしない2人に海保はまず、連れてきた生き残り達の動揺を抑えようとした。



海保「とりあえず、俺達はこいつら2階に押し込むからさ!ジョバンヌには説明しとけよな。」



淳史・香織「・・・。」




その時も誰一人として彼の異変に気がついている者はいなかっただろう。



海保は生き残り達にもっと安全な部屋があると言い、2階へと彼らを案内した。



ふと見た河野の顔に、記憶をなくした後の大胆な作戦に疲れもでたのだろうと思い、無理に2階へは誘わなかった。



海保は後に、これを後悔する事となるが、その時の彼は彼なりの気遣いでそっとしておいた。



海保が2階へ生き残り達を押し込み、どっとでた疲れを癒そうと戻って来た。



海保「ったく・・・助けてやったのに・・・。」



少し愚痴をこぼしながら戻ってきた海保は会議室の入り口にたっているジョバンヌの部下を見つける。



海保「あ・・・そうか・・・無事だったんだな。あ、入ってもオーケ?」



海保の言葉に首を横に振る部下。



しかたなく河野や淳史・香織を探す海保に、遠くからジョバンヌの声が響く。



「カイホさぁーん!!」



ジョバンヌが廊下を走って寄ってきた。



どこも怪我はしていないようだ、あの会議室の惨状さえなければ十分すぎるほど成功したことになる。



海保「無事だったか、ジョンヌ。作戦は大成功だな。」



ジョバンヌは少しうつむき加減に、無理に笑顔をしているようだ。



ジョンヌ「ええ、作戦は概ね成功でござる。ばってん・・・テキサスが噛まれました・・・。」



ジョヌの話によれば、ゾンビを引きつけた彼らだったが、一部のゾンビは今までのゾンビとは違う習性を持っているようで、彼らの方には来なかったと。



そして、それを阻止するために隊員が無理をしてゾンビを追撃した結果、その一匹にテキサスが噛まれたということだった。



海保「それで・・・傷は深いのか・・・。」



ジョヌ「幸か不幸か、傷は深くはありません。ですが、明らかに噛まれた傷でごんす・・・。」



海保「そうか・・・もしかしたら俺達の仲間の研究所ならそれを治せる事もできるかもしれない。」



ジョヌ「それは結構なお話なのですが・・・部下はその可能性を望まないかもしれまそん。我々はスペシャルな部隊ゆえ・・・自分が足を引っ張っていると感じていたら・・・。」



海保「そうか・・・俺達のエゴのために手伝って貰ってありがたいが、今はその可能性を打診する事しか俺にはできない・・・。汚いやり方かもしれないけど、あんた達のルールに口を挟める立場でもないしな・・・。」



ジョヌ「カイホさん達も頑張りましたよ・・・兵士とはこういう状況が来るのを覚悟しています・・・彼も自分が納得行く方法で身の振り方を決めるでしょう。」


海保「分かった・・・。ところで、会議室の件は聞いたか?俺は生き残り達の誘導で手一杯だったんだけど。」



ジョヌ「いえす。聞きましたともさ。淳史サン・香織サンからはなかなか情報が聞きだせませんでしたけれども、あの部屋からだけでもかなりの情報は得られたもうたですよ。」



海保「それで?勿論、淳史達がやったんじゃないよな?」



ジョヌ「勿の論ですよ海保はん。どうやら無くなった3人でやりあったようでして。男の子が1人生き残ってましたので、あなたが案内した場所と同じ所に、部下に連れて行かせましたとさ。」



海保「何から何まですまない・・・せめて見張りは俺達も含め、交代で行わせてくれ。」



ジョヌ「ありがとうございます。どうぞ、ご勝手に。あっはっは。そういえば、河野サンに先ほど声をおかけしたばってん、何やえらい不機嫌でござったよ。大丈夫でしょうか?」



海保「多分疲れてるんだと思う・・・色々あっただろうしね。俺達の仲間の事まで気を遣ってくれなくてもいいんだぞジョヌ。」



ジョヌ「はっはっは。お安い御用ですわ。あっはっは。」



ジョヌはそういうと廊下の向こうへ歩いて行った。



海保もその時、自分の仲間がゾンビになりかもしれない状況になった時



死か小さな可能性かの二択に迫られた時



自分は友にどっちを奨めるのか考えた。




国会議事堂も、生き残り達は依然クレームを言い放つ中、日も無事暮れて落ち着き始めた。



海保が少し休み会議室へ向かうと、そこには入り口を見張る兵士はいなくなっていた。



海保「失礼しまーす・・・。」



恐る恐る入ると、そこはついさっき見た惨状とは打って変って元の会議室に戻っていた。



淳史や香織はそこにはいなかったが、会議室にはジョヌの部下が3人座っている。



海保が入るなり、ジロジロ見てくる兵士達に海保は最初気がついていなかった。



それが兵士達の気に障ったのだろう、兵士の1人が海保に詰め寄り、怒声を浴びせてきた。



海保「な、なんだよ。何かしたか?ジョヌ呼んで来てくれよ!おい!ジョバンヌだよ!」



兵士「ファクユゥゥウウアア!!」



もう1人が海保に詰め寄った兵士を止めに入り、もう1人は部屋を出た。




恐らくジョヌを呼んでくるのだろう。



ジョヌや途中に異変に気がついた淳史・香織が駆けつけたときには、既に怒声が拳となり、喧嘩も最高潮となっていた。



ジョヌ「ストオオオオオップ!!!」



ジョヌが叫ぼうが何も変らなかった。



海保「ふんっ!!」


兵士「オウ!」


海保「あいっ!!」


兵士「アウ!!」



真っ黒に輝く体と、真っ白に光る体が交差し、今にも倒れそうな2人が取っ組み合いの喧嘩を演じ続ける。




ジョヌの部下が3人でようやく喧嘩を収める事ができたが、海保の相手はまだ興奮冷めやまぬ状態で海保に怒声を浴びせ続ける。




ジョヌが事情を聞くと、テキサスが噛まれた原因を作ったのは、海保達のせいだと言い、ようするに言いがかりをつけてきたわけである。



ジョヌの命令でその男は一晩鍵つきの部屋で反省させる事となり、男を部屋に送った後に帰ってきたジョヌと他の部下は海保に謝り続けた。



海保を気遣うジョヌや部下、そして淳史と香織の顔を見ると、思い出した。



海保「あれ?河野は?」



淳史「さっきまで一緒にいたけど・・・。」



香織「疲れてたみたいだしどこかで寝てるんじゃないかな?」



ジョヌ「そうでしょうね。色々あったみたいですし、あなた達も今夜は休んで下さいでやんす。」




その時も、彼らは疲れてどこかで休んでいるのだ程度に考えていた。




そして、翌日、部屋で反省しているはずの男が会議室で死体として発見された。



to be continue (ミステリー輝)


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