「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第106話 同化 蔵出し1年物

ライトに照らされた道



その狭くも照らされた道をじっと見つめアクセルを踏み続ける



まだか、まだかと誰かが声を発するのを待っていた


「ねぇ・・・。」
小さくだが確実に全員が息を吐くのがみんなにもわかった。


3人「・・・・。」


竹田「大丈夫・・・・だったよな?」


竹田の声に少し安堵した緑は少しアクセルを緩める。


竹田が少し後ろを見つつ呟く。


「なんともねぇよな・・・。」


緑は相変わらず正面を向いたままだ。

その表情はこわばり、恐怖のせいかバックミラーさえも見る余裕はない。


由紀「あんまこっち向くなし竹田・・・大丈夫やって・・・。」


竹田が振り向き後ろを見ているせいか、竹田しか視界にない由紀が冗談まじりに話すも声は震えている。


緑「慎くんもほら、前向いてよ・・・私だけじゃ怖いって・・・。」


正面を向き続け運転する緑がなさけない声を発する。


しかし、車内で声を発するものはいない。


竹田「・・・・。」


緑「・・・なんか言ってよ。黙っちゃうと自分でも怖いんだから。」


恐怖に打ち勝てなくなった緑が竹田にキレるが、竹田は無反応。


由紀「竹田?」



竹田のいつもと違う表情に2人はこわばり、意を決して後ろを見ようとしたが


竹田が突然正面に向き直ったことにより、何かが起きたのだとだけは分かった。


竹田「早く!発進しろ!急げ!」


竹田の叫び声で硬直してしまった緑と由紀はそのせいで竹田が何を言ってるか理解するのにその時にしたら数分もかかったような錯覚になっていた。


緑は突然の痛みと共に我に返り


緑「い、いたい!」


緑の悲鳴で我に返った由紀が何事かと前のめりになると


竹田が自らの足で緑の足を押し付けていた。


由紀「なにして・・・!」


竹田は動転した緑をほっといて、アクセルを強く踏みつけようとしていた。


竹田「後ろにいんだよ!緑!アクセルもっと踏め!!」


由紀「え!だって、1人しかいなかったし、なんともなかったんじゃないの!?」


緑「どういうことなの!?どうなってるの!?」


おびえつつもハンドルをさっきよりも強く握り締め、暗い道の向こうを懸命に見つめながらも緑は聞く。


竹田「と、とにかく、できるだけあそこから遠くへ!早く!」


由紀「急ぐのは分かったから!説明してよ!!」


竹田「さっき通った道は全部あいつらだったんだよ!ぬかるんだ道は全部あいつ等の上を走ってたんだよ!」


もう後ろを振り返ることができなくなった2人は無言で正面を睨み続ける。


緑「でも・・・早くったって!こんな暗かったら・・・あ!!」



「ガシャーン・・・。」



「キュルキュルキュルキュル・・・・。」



暗い道の真ん中で、煙と共に空しくタイヤを空回りさせた車の姿があった。



「つぅ・・・ててて・・・みんな大丈夫・・・?」



少し首をひねりながら後部座席の由紀が小声でつぶやく。


「あぁ・・・はぁはぁ・・・緑・・・?大丈夫か?」



竹田も意識が戻ったが、その額には血が滴っていた。


それでもエアバックに顔をうずめた緑を竹田が気遣うが反応はない。


竹田「はぁ・・・くそ・・・緑!しっかりしろ!」



由紀「とにかく逃げないとなんでしょ!?緑を下ろしてどこかに隠れようよ!」



竹田「せやな・・・。由紀は降りれるか?」



そう聞いてる間に由紀は後部座席から降りて運転席のドアを開けようとしていた。


竹田「よ、よし、俺も降りるわ・・・。あ・・・あれ・・・ん?」



由紀「竹田!緑のシートベルトはずしてや!そうしないと降ろせないよ!」



竹田「あかん!足が抜けない!」



竹田の足はまだアクセルの場所にあった。


車が何かにぶつかった衝撃だろうか、何かに圧迫されて抜ける気配がない。


由紀「えぇ・・・どうすんの・・・。」



竹田「あかんわ・・・緑は降ろせるか?」


カチャカチャと音を立てて何とかシートベルトははずせたようで、由紀は緑を運転席から降ろすことができた。


竹田「俺はどうにもならんかもな・・・。お前らだけでも逃げろ・・・・。」



緑を介抱しつつも、由紀が驚いて竹田の方を見る。


由紀「何いってんの!もうこれ以上仲間がいなくなるのはいやや・・・。うぅ・・・!!」



由紀はそういうと、半開けになったトランクのほうに緑を抱き上げ、そこに緑を入れる。


何とか由紀のほうを見ようとするも、足が挟まったせいで顔を向けるのが誠意一杯の竹田は



竹田「お前!なにしてん!逃げろってばか!!」



緑をトランクに押し込めると、由紀も自らそこへ入り、緑の上着を脱がし、自分の上着も脱ぎだした。



由紀「絶対見捨てない!でも・・・これくらいしか私にはできないし・・・竹田!そこで静かに隠れてろ!」



竹田「お前なにしてん!?ほんまに!逃げろや!!」



由紀はそれにはお構いなしで、トランクから出るとあたりを気にしながらも車の正面に行き、勢い良く自分の上着をフトントガラスに貼り付けるようにしてかぶせた。



ついで、外から竹田が見えないよう助手席の窓にも緑の服をかぶせた後でようやく口を開いた。


由紀「朝までここでやり過ごすから!お前は自分の服かなんかで絶対見つからないようにそこで隠れてろ!」



竹田「でもこんなんしても見つかるだろ!」



由紀「緑を私1人で運べないし、お前が必要なんだよ!黙って隠れてろバカ!」



竹田「分かったよ・・・。わかった・・・。でも何があってもお前らはそこから出てくんなよ!?これが条件だ!」




由紀「分かった・・・でも私らに何かあったらちゃんとトランク開けろよな。それにこれで血も拭いとけバカ!」




そういうと由紀はハンカチを竹田に投げつけた後で、トランクを勢い良くしめた。



それを見届けた後で、竹田は出来る限り身をかがめ、上着で身を隠そうと努力した。







竹田「あかん・・・俺裸やった・・・。」




to be continue (蔵出しストーリー)

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