「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第113話 作戦~食べたいけど食べれない牡蠣

何もない闇の中



聞こえるのは自分の鼓動なのか緑の鼓動なのか




これまで一息つける時間すらなかったなと、ふと感慨にふけった由紀




こんな生活を始めてから数ヶ月が経った・・・大変だったけど楽しい事もあったなぁ・・・。
一番安心してすごせたのは箱根旅館かな・・・。



色々あったけどやっぱりあそこが我が家って気がする。



朝起きるとたいていもうひっちゃかめっちゃかやったけど・・・。



「こらぁ!!」



突然の怒声で目覚める由紀。


隣に寝てるはずの緑はもういない、おきているようだ。



由紀「はぁ・・・今日はなんやろ・・・。」


女子部屋を出て廊下を真っ直ぐ進むとそこに食堂がある。


中に入ると誰もいない。かすかに味噌汁の匂いがするが、まだ朝ごはんもできていないようだ。


由紀「みんなどこやろ。」


キョロキョロしていると後ろから声を掛けられた。


緑「ゆっちゃん、起きたの。おはよう。何してるの?」


由紀「おはよ緑。なんか声がしたから起きたんやけど、誰もいないの。」


緑「また慎くんとかがつまみ食いして追っかけまわされてるんじゃない?」


由紀「だね。ほんとしょーもない奴らやわ。」


緑「朝ごはんの支度もしたいし、香織探そうか。」


由紀「うん。あ、でもさ。たまには私達でやらない?」


緑「ん~そうだね。たまには香織にも休んで貰おうか。」


由紀「私たちにかかれば朝ごはんくらい、ちょちょいのちょいだよ。」


そういうと緑と由紀は袖を捲し上げて料理に臨む。


緑「よしっ。まずはぁ・・・・。材料だよね?」


由紀「だよね。それがないと始まらないでしょ。食料庫の鍵は?」



貴重な食料と毎度毎度つまみぐいされていては食料集めの計画性もあったものではない、ということで考案されたのが食料庫だ。

その倉庫は鍵で硬く閉ざされており、唯一の鍵は香織が持っている。その香織は今いないようだ。


由紀「どうしようか、でも香織に鍵頂戴って言ったら私がやるよ~とかでまた作らせることになっちゃうやんね。」


緑「そうだね、でも鍵がないとねぇ・・・。」



考え込んでいるとそこにふらっと河野が現れた。


河野「おはよう~。ん?今日は2人が食事つくんの?」


緑「おはよう。そのつもりだったんだけど、食料庫の鍵がなくってさ、香織がどこにもいないんだよね。」


河野「ああ、さっき慎くんが走ってたからな。淳史に頼めば?」


由紀「淳史が鍵持ってるの?」


河野「そうじゃないけど、昨日食料集めいったの淳史と輝だからもしかしたら何か持ってるかもよ。」


緑「そっか、昨日行ってたんだもんね。んじゃゆっちゃん、あっちゃん探そうか。」


由紀「でかしたメガネ。」


河野「輝も何か知ってるかもだけど、淳史ならさっき部屋にいたし確実だよ。」



緑「ありがと。んじゃ行ってくる~。」



由紀と緑は食堂を出て淳史のいるだろう男部屋に向かった。


ドアをノックする2人、部屋に入るとそこには淳史が読書をしていた。


淳史「おはよう。2人してどうした?」


緑「あっちゃんさ、倉庫の鍵持ってる?」


淳史「あぁ、あれなら昨日食料集めに行った時に輝に渡したけど、今は香織が持ってるんじゃない?」


由紀「その香織が見つかんないんだよ。韓くんに当たってみるしかないかぁ。」


その時ドカドカっと足音が聞こえたとともに扉が開いた。


輝行「すまん!匿ってくれ!」


突然輝行が部屋に入るなり押入れに入った。

ほどなくして香織が入ってくる。


香織「あれ、ここに入ったと思ったんだけど・・・あっ。みんなおはよう。」


一同「おはようございます。」


香織「今ここに誰か来なかった?」


一同は顔を見合わせ、押入れに視線を戻し、再び、顔を見合わせる。


緑「んいや!誰も来てないね?」


由紀「そう、そうやね。ここにはウチらだけやよ。どうしたん香織。」


淳史「何かあったの?」


香織「いや・・・まぁ誰も来てないならいいの。ごめんね!もうすぐ朝ごはん作るからもうちょっと待っててね。」


そういうと香織は部屋から出て行った。

一同は押入れを取り巻き、中の男の尋問を開始する。


輝行「俺は濡れ衣なんだって!」


淳史「でもなんで追いかけられてたんだ?そういえば、鍵は?」


由紀「いいから鍵を渡せ。」


緑「香織のために今日は私達で朝ごはん作る計画なんだよ。」


淳史・輝「ほぉぇあ!?」


緑・由紀「なに?」


輝行「あ、いや・・・渡したい気持ちは山々なんだけどさ。俺は持ってないのよね。」


淳史「でも昨日俺が渡したろ?」


輝行「今朝にさ、在庫確認のための報告をねーさんにしようと思った時にさ、竹田に盗み食いアンド鍵を取られました。はい、すいません。」


淳史「それ香織に見られたの?」


輝行「仰るとおりで・・・。」


緑「それで韓ちゃんもやったと思われたわけね。で、鍵は慎くんてことは・・・。」


由紀「あのバカが捕まったら香織が朝ごはんを作っちゃうってことやん!」


緑「それだけは阻止しなきゃね!」


由紀「緑!ゆくぞ!」


緑「おう!」


嵐のように去っていった2人、残された2人。


淳史「あいつらに作らすのだけは阻止したいね・・・。」


輝行「できるかねぇ・・・。あ、もしものために、ほれ。りんご取って置いたから食べよう。」


淳史「やっぱり共犯じゃねーか。」


りんごを貪る2人はさておき

朝ごはんは食べない派の男が1人、朝風呂を堪能していた。


洸介「いやぁ~最高だね。源泉掛け流し!ふぃ~。おや?」


竹田「こうすけ~!匿ってくれ!」


洸介「おやおや、おだやかじゃないね。どうした?」


竹田「香織に追われてるんだ!あと、なんでか知らんけど緑と由紀にも追われてるんだ!匿ってくれ!」


洸介「やだよ~。てかどこにも隠れる場所ないでしょここ。風呂だよ?お湯の中くらいしか・・・・ねぇ?」


竹田「この際背に腹は変えられない!」


洸介「ていうか、女子風呂に逃げろよ。なんであえて男風呂だよ。」


竹田「だって男風呂ならアイツら入って来れないだろ?な?ここは帽子を被るためだけにあるんじゃないんだぜ?」


洸介「そう願いたいけどね。」

竹田はそそくさとお湯に入り、何度も何度も物音におびえながらも息を吸い込み潜水していた。

しばらくすると、隣の女湯が少し騒がしい。

耳を澄ますと、どうやら緑と由紀のようだ。

竹田はまだ潜水中だ。


緑「ゆっちゃん、もしかしたら男湯にいるかも?」


由紀「そうやね・・・実際男湯に隠れるよね普通。」


緑「私達もなんで女湯最初に探してるんだろうね・・・。慎くんも堕ちたね・・・。」


由紀「でも男湯誰かいたらいややん。どうする?」


緑「ここから叫べばいいんじゃない?慎くんがいたら逃げ出すだろうし、そしたら音で分かるよきっと。」


緑・由紀「おーい、男湯~。誰かいる~?」


今のが完全に聞こえていた洸介だったが、めんどくさいので反応しなかった。


何度も確認してくる彼女達だったが、そのせいでバカが動き出してしまった。

「バサァッ。」


竹田「ふぃ~。こうすけ!なぁ今度は何秒いった!?2分いったろ?」


無視する洸介に竹田は執拗に何度も聞いてくるが、偶然にも緑と由紀の声が洸介の声だと勘違いして

竹田「ん?なに?聞こえないよ?なんだって!?おーい、おーい!?」


「その声は!?見つけた!」


今だ、何?何?と言っている竹田だったが、緑たちの声は洸介にはしっかりと聞こえていた。

すぐに男湯に緑と由紀が駆け込んできた。

「見つけた!」


竹田「なっ!お前ら!仮にも男湯だぞ!恥はないのか恥は!」


由紀「恥についてお前に説教されたくないわ。」


緑「さっき声かけした時に誰も反応なかったけど、慎くんの声したから。慎くんだけかと思って・・・。」


洸介「まぁお湯に入ってるし、このうるさいのつれてってくれればいいよ。」


竹田「洸介!俺を売ったやろ!」


首に縄を掛けられて全裸の竹田は2人に連行されていったというのは言いすぎだが、的は得ていた。


2人「さて、鍵を出して貰いましょうか。持ってんでしょ?」


竹田「鍵?倉庫の?ないよ?」


由紀「あ?飛んでみろよお前。」


緑「いや、ゆっちゃん、この人全裸だし・・・。」


竹田「俺じゃなくて韓が持ってるよ。一緒に盗み食いしたんだから分かるよ。」


由紀「嘘つくなよお前?韓くんは持ってないって言ってたよ。」


緑「韓ちゃんが嘘といてたってことなのかな・・・。」


竹田「かわいい囚われの身で嘘つくわけないやん。あいつが嘘ついてんだよ。」


そこにトコトコと輝行と海保が歩いてきた。


由紀「確保ぉぉおおお!!」


緑「海ちゃんそいつ捕まえて!」


海保「お?ああ、サイドトライセプス!!ふん!」


輝行「あいたたた・・・・なんぞ!」


竹田「ごめんな、輝。全部はいちゃったよ俺。」


由紀・緑「出せ。」


輝行「俺じゃないよ、ホントだって!河野が持ってるんだ!」


緑「なんで、おにいちゃんに渡したの?」


輝行「それは・・・・。」


みんながそんなコントじみたことをしていると、香織が来た。


香織「あっ!いた!もう許さないよ!」


竹田・輝行「ひぃいいい!もうコンクリブロックだけは!!」


香織「海ちゃん、そいつら締め上げといて。」


緑・由紀「ごめんなさい・・・。」


事情を聞く香織。そして香織は


香織「いいのに~。全然苦じゃないよ?どっちかっていうと貢献できるっていう充実感の方が強いしね。」


由紀・緑「(私達はどこで貢献できてるんだろ・・・。)」


香織「さっ、あのバカたちはほっといて朝ごはんにしよ。」


海保「俺はプロテイン入りの高たんぱくな食事がいい。」


緑「私はきんぴらごぼうがいいな!」


由紀「私はね!ハンバーグ!」



「ビフテキィイイ!」 「うどぉぉおん!!!」



食堂に入るとそこには色とりどりの食材を使った料理が並べられていた。


香織「え?これってどういうこと?」


緑・由紀「すごぉーい!誰がやったん?」


「えへへ。たまにはみんなに休んで貰おうかなって思ってね。俺が特別メニューをちょっとね。」


そこにはエプロンを付けた河野と手伝いの淳史がいた。

香織「あ、ありがとう・・・。」


緑「やっぱり鍵はおにいちゃんが持ってたんだ。」


由紀「今朝会った時は淳史が持ってるって言ってたじゃん。」


河野「あの時は本当に淳史が持ってたんだよ。」


淳史「でも2人が来た時にはもう輝が持ってたんだけどね。」


緑「そんでも持って韓ちゃんが嘘ついて慎くんに渡したって言ったのか。」


由紀「結局、嘘ついてたのは韓くんなんじゃん。」


香織「なんで、韓ちゃんはそんな嘘ついたんだろ・・・。」


淳史「・・・・まぁ、ね!とりあえず食べよう!せっかくの料理が冷めちゃわないうちに!」


海保「この味噌汁、鉄の味がしない。このサラダ、プロテインと合うな!」


由紀「ミニハンバーグだ!やった!」


緑「きんぴらごぼうもある!」


香織「おいしいねぇ、あれ。あっちゃんはあんまり食欲ないの?」


淳史「あ、いや、さっき手伝ってたから料理すると満足しちゃうアレだよね。」


河野「洸介は?」


海保「縁側で寝てるよ。風呂でのぼせたとかで。そんな長時間入るからだよな朝から。すぐ出ればいいのに。」


緑・由紀「ほんとに・・・ねぇ・・・。」



結局、緑と由紀は香織のために朝ごはんを作るという計画は実現しなかった。

淳史はこの後りんごのゴミを捨てておらず香織に発見され、同罪とみなされコンクリブロックの刑に処された。

河野は自分が栽培した野菜をふんだんに使ったものの、誰にも気づかれず言い出しにくくなり結局黙っていた。

海保は結局プロテインを入れたことで味なんて関係なくなり、普通の朝ごはんとなった。

香織はおいしく朝ごはんを食べたが、結局後片付けは香織がやった。

竹田と韓は河野の優しい気遣いで量は少ないが、野菜たっぷりの料理を持ってきてもらったが、野菜嫌いの輝は拒否、竹
田が全て食べた。


結局洸介を除く全員が満腹に近くなり、めでたしめでたしの朝ごはんとなった。


to be conitune (蔵出しパート2)
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コメント

さすらいのガネメン

更新お疲れ様です!
つい最近たまたま、しゅこってるしさんを知り世紀末編を1話から読ませていただきました。
個人的に好みなので、今後も更新を楽しみにしています!(^^)!
p.s. いつかこういった作品で、仲間と一緒にアテレコしてみたいです(笑)

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Author:俊洸輝志
妄想してますか? 僕たちはエブリディー。 このブログは、妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。 えー、このブログは僕たん達4人、俊、洸、輝、志が脳内麻薬を分泌し、いい具合にケミストリーしてます。 4人が続けて毎回違う作者が、妄想による小説を書いて まぁ、そんな感じです。

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