「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第110話 偽証~やる気も~りもり

少し肌寒く、薄暗い廊下


扉の隙間から漏れる微かな光


響き渡る足跡


ここを歩くと、もうこんな世界になった事が夢だと思うくらいに、そんな風に思えるくらい懐かしい風景だった。
行き詰る研究に打開策として、野良猫のカイちゃん、感染してしまった仲間を検体として調査が始まった。


しかしながら一向に成果はでず、洸介は毎時間ごとに外に出てはたばこを吸う事が日課になってしまっている。


洸介「はぁ・・・。なんでゾンビなんか現れたんだよ、くそ・・・。」


そもそも、なぜゾンビといった生物が出現したのだろう。何がきっかけだったのか、DNAの突然変異なのか、某国の細菌兵器なのか、新種のウイルスなのか。


考えれば考えるほど自分のやっている研究が何もつかめていない事を実感してしまう、

洸介「視点を変えよう・・・。そうだな・・・。手始めに・・・。ゾンビが有害ではなく、無害であるとして・・・。」


人は見たいと思うものしか見えない。by ガイウス・ユリウス・カエサル


その時、洸介は何か光明が見えた気がして、すぐにたばこを消して研究室へと走った。


「バタン!」


勢いよく開いたドアに驚いた、あかりが洸介の慌てた様子を見て心配そうに見つめている。


洸介「そうだったんですよ!分かったんです!」


あかり「え!?なにが分かったの!?」


洸介「なんか上手く説明はできないんですけど・・・俺達は考え違いをしてたんです!」


あかり「考え違い!?私達のやっていること!?」


洸介「そうなんです!なんか、こう・・・ゾンビは悪くないんです!ゾンビに抗うんじゃなくてゾンビと、こう・・・共生するような、そんなイメージなんです!」


あかり「それとワクチンとにどんな関係があるっていうの?」

落ち着いた感じで、腕を組みつつあかりは聞いてくる。


洸介「対ゾンビ用ワクチンということではなく、それを体に入れても健全な細胞を保持できるようにすればいいのでは?なんかこう・・・・体に抗体を作って貰う・・・そんな感じなんです!」


あかり「なるほど・・・予防接種みたいなものかしら、軽く病気にさせて・・・。なるほど・・・。」


洸介「早速、資料を探してきます!忙しくなるぞぉ!」

大喜びの洸介だったが、あかりの様子がなぜか浮かない。そのことに洸介も気づいた。


洸介「ん?どうかしたんですか、あかりさん。」


あかり「ん?いや、なんでもないの。さっ資料を探しましょ!」


洸介「そうですか・・・。分かりました!そういえばあかりさんは医学部なんでしたっけ、予防接種の知識とかも詳しいですよね?俺はそっち全然疎くて、手伝ってもらえますよね?」


あかり「えぇ・・・そう、そうね。でも先に行っててくれないかしら、少し調べたい事もあるし、何よりあなたのアイディアだしね!?」


洸介「いえいえ、でもありがとうございます。なんかやる気が湧いてきました!先に資料集めておきますね!」


そういうと洸介はここに来てから毎日の用に調べて回って集めていた資料室へと、少しスキップ交じりで向かった。


数時間後~

洸介は夢中になって資料とにらめっこしていた。

「ん~、やっぱり俺の専門外の分野だな・・・内容を理解するのにも一苦労だ・・・。ん~ん。」


「へぇ~日本て各都道府県に1つは医学部があるんだな~。それでこの資料も都道府県別に並んでるってわけか。」

そんなどうでもいい事を独り言でつぶやくほど内容を理解するのには困難を極めた。

少し休憩を取るため、資料を置き、伸びをする。

ふと時計を見ると2時間も経っていた事に気がつく洸介

洸介「あれ、もうこんな時間か。あかりさん遅いな。何か手間取ってるものでもあるのかな。」


よいしょ、と腰を上げ、あかりのいる部屋に向かう。

廊下に出ると、心なしか静かな感じがした。

あかりのいる部屋に入ると、そこには誰もいなかった。

不安になった洸介は、ゾンビになった仲間を閉じ込めている部屋へと向かう。

どこを歩いても静かだった。

扉を恐る恐る開ける洸介


洸介「あかり・・・さん?」


扉を開けると、そこにはあかりが座っている。

何か変なにおいがするが、洸介はためらわずあかりの肩に手を触れ、話しかける。


洸介「どうしたんですか、あかりさん?なにか・・・。」


洸介が手を触れた事で気づいた、うつむいていた顔を上げ、洸介の方へ向けてきた。

その顔には何か赤いものがついており、彼女の手にはパイプのような棒が握られていた。


洸介「いっ・・・・いったい何があったんですか!?」


あかりの肩を、はしと掴み揺さぶりながら大声で聞く洸介に、あかりは視点が定まっておらずフラフラしていた。


洸介はあかりに事情を聞くのを諦め、部屋を見渡す。

そこにはゾンビの姿はなく、おびただしい肉片と化したものが部屋中に飛び散っている。

洸介「これは・・・。誰か・・・そうだ!桜さん!あかりさん!桜さんはどこですか!?」


洸介の怒声にも聞こえないのか反応すらしない、あかりに洸介は、部屋を出て廊下を走る。

しかしどの部屋に行ってもそこはガランと静まり返っている。桜のいる気配はない。


洸介「ハァハァ・・・桜さん!!どこですか!!」


考えうる最後の部屋のドアの前で洸介は、深呼吸しドアを開ける。

覚悟して開けたドアの向こうには、無常にも誰もいない部屋だった。

部屋に入り、途方にくれる洸介の後ろに何か気配を感じた。


洸介「桜さん!?あっ・・・。」


そこには血まみれになったあかりが立っていた。


手にはまだパイプが握られている・・・。


洸介「あかりさん・・・桜さんは・・・もしや・・・。」


恐る恐る口を開く洸介に、考えもしない言葉が返ってきた。


あかり「桜くんならここにいるよ。ほら。」

ドカッと何かを投げてきたあかり。

洸介の腕にあたり、床に転がる・・・。それは。


洸介「・・・・。」


あかり「もう洸介くんたら、受け取ってよ。大事な大事な私達の検体だよ?」


薄ら笑いを浮かべるあかりに恐怖を感じ始める洸介。

洸介「け、検体?桜さんは・・・・感染してたんですか?」

あかり「残念ながらね。でもこれで検体がさらに増えたし。洸介くんの新しいアイディアでもっともっと研究は上手くいくよ。」


なぜ、こんな言葉が出たのかは、分からない。しかしその時の洸介の第6感がそう言わせたのかもしれない。


洸介「あかりさん・・・。どこの医学部の出身でしたっけ。」


あかり「奈良県の大学だよ。どうしたの急に。」


洸介「奈良県の・・・何大学ですか?」


あかり「そんなこと聞いてどうするの?口説いてるつもりなのかな?いやん。」


洸介「自分の大学も覚えてないんですか?」


あかり「え、いやだな~覚えてるよ。確か・・・私立だったから洸介くんは言っても分からないと思うよ。」


洸介「私立ですか・・・。」


あかり「そんなつまらないこと気にしないで。早く検体をラボに運ぼうよ。」


背を向けて部屋を後にするあかりに洸介は


「奈良県には医学部のある私大はないんですよ・・・。」


あかり「・・・。」


to be continue (今年の事は今年のうちに)
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Author:俊洸輝志
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