「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第117話 虎穴~シャー芯がない

「ガーン!ガーン!ガーン!ガーン!」


「ドシーン!ドシーン!ドシーン!」


「ヴァァァァァアアアアアア!!!」


その音だけが薄暗い部屋の中で響いていた。
「えっと!えっと!こっちだ!」


河野に続き懸命に走る一同。

後ろに迫るゾンビ達の声でまだそう近くには来ていない事が分かる。

だが河野の言葉に一同は不安にならざるをえなかった。


「えっと・・・確か・・・こっち!?こっちだ!」

「ハァハァハァ、河野、ほんとに合ってんだろうな!?」

すぐ後ろを走る海保が河野にそう叫ぶ。

不安そうに後ろ姿を見つめる淳史と、もうすでに走りつかれている様子の香織

その後ろをジョヌや部下が警戒しつつ走っている。

ジョヌ「まだですか!?河野さん!!」

ジョヌが発砲を部下に許可してからもう既に銃声が慣れるほどに走っていた。

少しずつゾンビの声も近くなり、ジョヌはとうとう

「フラッシュ!サンダー!河野さんを守れ!」

ジョヌの部下2人が後ろではなく先頭の河野の左と右についた。

屈強な兵士に守られながらも河野は懸命に記憶を呼び起こしシェルターへの道を思い出そうとした。

香織「ハァハァハァハァ・・・・まだ・・・!?もう息が続かない・・・よ!」

香織が限界を迎えそうになるその時

道の向こうに人影が見えた。

フラッシュとサンダーはすぐに銃を構えライトで道を照らす。

そこには・・・。


「おにいちゃん達どこ行くの。お母さんがお腹減ってるんだよ、どこも行っちゃいやだよ。」

恐らく何かの血だろう。子供は頭から足まで真っ赤に染まっていた。

「子供だ!大丈夫か君!」

香織「けんた君!?そうだよね!?よかった!!」

そう皆が安堵した次の瞬間

彼の後ろからゆらゆらとゾンビ達が這い出てきた。

「くっ!河野!どこなんだよ!はやく思い出せ!」

ジョヌと部下達は進行方向のゾンビを一掃するためにライフルを撃った。

「バババババババッ!!」


「やめてよ!なんで殺しちゃうの!お母さん達は生きてるのに!病気じゃないんだよ!お腹が減ってるだけなんだ!」


香織「けんた君!早くこっちへ!」

海保「だめだ!香織!行くぞ!」


けんたを救おうとする香織を持ち上げた海保はジョヌたちが切り開いた道を進む。

「あっ!そうだ!あの夜だ!あの子を見たあの夜だ!あの時に変な扉を見つけたんよ!」


河野が突如叫んだ。

淳史「よしっ!早くいこうぜ!ジョヌ!シェルターが見つかったぞ!」

ジョヌ「フラッシュとサンダーをつれて先に行ってください!私はこの子を!」


ジョヌとその数人の部下を置き、一同は河野の後を追った。


「あった!ここだ!」


河野が立ち止まり叫んでいる先には何の変哲もないドアがあった。

海保「ここか!扉は開くのか!?」

河野がドアノブを開こうとしてもドアは固く閉ざされていた・・・。

香織「え!?開かないの!?」

淳史「くそ!ここまできて・・・開かないなんて・・・。」


「バババババン!」


ジョヌの部下フラッシュがドアノブを銃でこじ開けていた。

「ゴー!ゴー!ゴー!」

サンダーがそう叫ぶと河野たちは吸い込まれるようにその先へと進んでいく。

扉の先は階段になっていた。

河野「暗いぞ!気をつけろ!」

先頭の河野がそう叫ぶと急にフラッシュが河野に変わり先頭を行った。

銃についているライトで先を照らしてくれるつもりだったのだが、河野は何かいるような妙な気配を感じた。

暗い道を進むと明かりが見えてきた。

河野「なんだろうあれ・・・。」


海保「香織、もう大丈夫か?」

香織「う、うん。もう1人で歩ける。ありがとう。」

少し照れている香織を尻目に、海保は淳史を気遣った。

淳史はサンダーと共に最後尾を走っていたからだ。

淳史「みんな!大丈夫か!?」

海保「淳史も大丈夫か?」

淳史「うん、俺は平気だ。でもジョヌが追ってこないんだ・・・。」

河野「ここでジョヌ待つんだよな・・・?」

そう河野が言ったのも、その道の最終地点らしき場所には貨物用くらい大きなエレベーターがあったからだ。

香織「来るでしょ、すぐ来るよきっと・・・。」

一同が見つめる先にはさきほど走り抜けてきた階段しかなかった。


淳史「そういや地震おさまってるな・・・。」


海保「だな、走ってたせいでまったく気がつかなかったな。」

香織「でも大きな地震の後には余震があるよね・・・。」

河野「余震でこのエレベーターが止まる可能性だってあるからな・・・ジョヌ早く来てくれねぇかな・・・。」


数分が永遠に感じる、そんな大げさな程ではなかったが全員は1秒1秒が長く感じた。

すると・・・


「コツコツコツ・・・。」


少し遠くで足音を聞こえ始めた。

海保「お・・・?」

香織「足音・・・だよね?」

フラッシュとサンダーも気づいたのか階段の方へ銃を構える。

「コツコツコツコツ!!」

どんどん大きくなる足音に一同は一抹の不安があった。

もしや足音はジョヌではなくゾンビ達のものかもしれない。

だとしたらここでエレベーターを起動していつでも避難できるようにしたほうがいいのではないか。


河野「お、おれ、エレベーター起動させとくわ!」


淳史「そうだな!いつでも逃げれるしな!」

香織「待って!ジョヌ達以外もいたらどうするの!?」

海保「だな・・・ゾンビに肉迫されている状態でエレベーターに乗り込むのは至難の業だ。」

淳史「そうか・・・。」


河野「それでも一応起動はさせといたほうがいいだろ。絶対に乗るだろ?」

香織「でも、もしエレベーターに乗った後で余震とかあったら地上に戻って来れないかも・・・。」

海保「ジョヌを待とうぜ。」


そうこう言っているうちに足音が階段を下りる音に変わっていた。

緊張に包まれる一同が目にしたのは・・・。


「誰だ!!」「う、うつぞ!!?」


ライトで照らされた先には同じくライトを持った人影が見えた。

海保「ジョヌか!?」


「じゅ、銃を捨てろ!」「こっちは5人だぞ!!」


淳史「あんたらは避難民か!?」

河野「大丈夫だ!俺らはゾンビじゃない!銃を降ろせ!」


「あ、あ、あ、あんたらも邪魔するのか!」「お、おれらだって生き延びたいんだ!!!どけぇぇえええ!」


避難民がそう叫んだ瞬間、銃声が走る。


「ババババババババン!!」


打ったのは、後ろにいたジョヌの部下・フラッシュとサンダー


そして階段の上で河野たちを見下ろしているジョヌの姿があった。


「お待たせ致しましたよ。」


血だらけになった体でジョヌは少しずつ階段を下りてきた。

後ろには2人の隊員がついてきていたがいずれも血だらけだった。


淳史「ジョヌ!?無事だったか!」


海保「良かった・・・でもなんで打ったんだ?こいつらは避難民だぞ?」


香織「それに・・・あの子は?」


ジョヌ「恐怖は人を狂気へと変えるのです・・・。さきほどのかたがたは私達に発砲してここまで逃げてきたのです。」


河野「そうだったのか・・・。おい!さっそくエレベーター起動させるぞ!いいかジョヌ!」

ジョヌ「はい、御願いします河野サン。あまり時間がないと思います。後ろからゾンビが近づいてくる音がしましたので。」


ジョヌは顔を拭って避難民が持っていた銃を拾うと海保と淳史にそれを渡した。

ジョヌ「あの子は・・・だめでした・・・。」

香織「何があったの!?」


香織がそう聞くと後ろで物音がした。

咄嗟に海保と淳史が貰ったばかりの銃を構える。

「頼む!」「私達も助けて!」

そこには血だらけになった避難民が8人ほど立っていた。

銃は持ってなさそうだ。

海保「早く降りて来い!すぐにエレベーターで避難するぞ!」

海保の声に、避難民達は勢い良く階段を下りてきた。

若い男と女が3人ずつ、少し年配の男が2人。

彼らは血だらけになりながらも怪我はないようだった。

「俺たちはあんたらの後を追いかけてきたんだが・・・。」


「死んだ兵士さんの銃を拾った仲間が急に変貌して・・・。」


「俺たちは大丈夫!あんたらの味方だよ!」


すっかりおびえきった様子の避難民を尻目に

河野がエレベーターの起動スイッチを押し、すぐさまエレベーターの扉は開いた。

中はライトで照らされていたが人が優に50人は乗れるであろう広さだった。

一番最初に乗り込んだ河野が見たのは、上と下のボタンだった。


河野「下でいいんだよな。」

海保「当然だろ。」

香織「ねぇジョヌ・・・?何があったっていうの?」

ジョヌ「ふぅ・・・あの子はゾンビになった母親に食い殺されました・・・。」

香織「え!?え、でも・・・あの子はゾンビの群れの中にいても平気だったのよ!?」


香織がジョヌにそういうと、ジョヌは何も言わなかった。

張り詰めた空気の中、河野が口を開ける。

河野「あのさ・・・下でいいんだよな?」

海保「ちっ、何回聞くんだよ!下に決まってんだろ!」


河野「だよな・・・でも・・・。」



「下押しても動かないんだけど・・・。」


to be continue (空気読むって難しいよね)
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妄想してますか? 僕たちはエブリディー。 このブログは、妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。 えー、このブログは僕たん達4人、俊、洸、輝、志が脳内麻薬を分泌し、いい具合にケミストリーしてます。 4人が続けて毎回違う作者が、妄想による小説を書いて まぁ、そんな感じです。

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