「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第14話 恐怖症~暇美人

「河野が高熱で腹痛でえらいことに!」


夕食後に男子部屋からの救難信号を受け取った女達は腹痛の薬と併用できる解熱剤が必要だといい、

河野よりは劣るが少し薬の知識がある由記が男共と街へ調達に行くことが決まった。

見送り時に、女の子のもろもろの日用品も必要だという事で緑も同行することになった。




「はぁ~・・・。」


深い溜息をつきながらぼんやりと綺麗な夜景がそこにあるかのように窓を眺める香織。

自慢の胸もどことなく沈みがちだ。少し眠気もあり、うとうとし始めた時

「シュパッ」

小さな音が部屋のどこかから聞こえる。

河野は事故による傷の高熱と夕食による腹痛で現在寝ている。彼じゃない。

この部屋に河野以外は自分しかいないのを知っている香織は、怖いけれどひとまず音の原因を調べようと部屋を調べ始めた。

「シュパッ」

また聞こえた。さっきよりはハッキリと聞こえたがどうやらこの部屋の中からじゃないようだ。



意を決して、右手を握り締め部屋のドアを開く。

そこには誰もいない長い廊下があるだけだった。見渡してみても特に変った形跡はない。

気のせいかと、ドアを閉めたその時、また音がした。


「ガサガサ」


不安とは裏はらに絶対に聞こえた自信があった。どうやら隣の部屋からのようだ。


香織と河野以外は、河野の薬ともろもろの日用品を見つけるため街へ出ている。

だからどう考えても隣の部屋には誰かがいるはずがないのだ。


再び廊下に目を向け、隣の女部屋を見ると、本当に僅かだが、ドアが少し開いている。

そして微かにさっき聞いた音がまだする。誰かいるのだ。

慎重に男子部屋のドアをドアストッパーで止め、ゆっくりと女子部屋のドアへ近づいた。


そしてそのドアを少しずつ押しながら部屋の中が覗ける位に開こうかという次の瞬間

「ガサガサ!ドドドドッ!」


勢い良く開いたに頭をぶつけ、倒れこんだ香織の頭上を人らしきものが越えていった。

香織はぶつかった衝撃で姿は見れなかったようだ。 

香織が起き上がる頃には既に姿はなかった。

香織の頭も少し腫れているものの、出血はなく、直ぐに起き上がる事ができた。

あっと言う間の出来事に少し呆然としながらも、女子部屋を確認してみる。

その中には、食べ散らかされた、食べ物やお酒が散らばっていた。

頭の腫れを少し気遣いながらも、部屋を見渡して考えた結果

どうやら猿や犬などの生き物ではなさそうだ。丁寧に缶詰やビールを開けている事などから伺える。


「いったいなんなのよ・・・。」

そう思った瞬間、さっきまで見ていた夜景が目に飛び込んできた。

ふと、下を見ると、明らかに動いている物体がいる。香織は咄嗟に部屋を出てエレベーターのボタンを押した。

丁度良く来たエレベーターに乗りフロントへ急ぐ香織。



自家発電の電力限界の事もあり、皆の部屋のある階は照明を全てつけてあるが、そのほかはフロントの管理室のみである。

しかし現在は、外出している者のために入り口の電気はつけっぱなしになっている。

エレベーターが開いた。フロントに着いたようだ。


フロントは神々しく照明がついており、外の夜景が嘘のようであった。

さっきの侵入者はいない。当然の事と分りながらもホテルの周りを少し、照明が照らす範囲で探す事にした。


さすがにもういない。痕跡すらないようだ。不安も少しずつこみ上げてきたため、諦めてホテルの部屋に戻ろうと思った時

遠くに車のライトを見つけた。ものすごい速さでこっちに向かってくるようだ。

恐怖よりも突然で呆気にとられていた香織に電話が


「ぷるるる~♪」

すぐさま出ると、受話器から


「早くホテルの電気を全部つけて!!」


香織「え?なに!?」


「いいから全部つけて全部全部全部!!」

香織はすぐにフロントの奥にある管理室へ走り、ホテル中の電気を全てオンにした。

入り口にも部屋の照明が降り注ぎ少し明るくなっていた。


香織「全部オンにしたよ!どうなってるの?」


「スピード上げろ!緑!すぐ降りれるように準備しとけ!」


香織の言葉は耳に入っていない様子だった。香織は怖くなってエレベータをフロントへ全て降ろし、彼らを待った。

数秒の静寂が流れ


ライトが凄いエンジン音と共にホテルの入り口に入り、輝かせたと思った途端に1台、2台と車が現れた。

1台はみんなで乗ってきたキャンピングカーのようだ。もう1台は分らない。


最初にホテルの入り口に入ってきたキャンピングカーはホテルの正面エントランス目の前で止まり、ばっと扉が開いた。

助手席と後部座席の扉から緑、洸介、輝行が、運転席からは淳史がそれぞれ出てきた。

彼らが降り終わったところで、2台目の車から男が降りてきた。黒い男、海保だった。


淳史「海保!! 早く早く早く早く!!!」

淳史が海保に手を振り、入り口へ急ぎ入る。


彼らは全速力でホテルに入り、香織が待たせているエレベーターに乗り込んできた。


全員の顔は憔悴しきっており、息は乱れ、焦点が定まっていないかのようだった。

エレベーターのドアが閉まり14階に着いても誰も口を開かなかった・・・。



to be continue (ありふれた恋よりも、土日のエアロビックス)

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Author:俊洸輝志
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