「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第19話 真打~飯より宿

「何があったの?」


白いメモ帳に綴られた言葉。

それを見た緑が返答に震える字で


「あいつらが来たみたい」


満身創痍の河野の相手すらできない他の仲間達はそれぞれ持ち場についていた。

緑だけが彼の筆談に付き合えることができたのだ。

由記と香織は無言で携帯を握り締め、窓からフロントに目を光らせていた。

時折、動物のような鳴き声が響くなか、とても長く思える不思議な時間が過ぎた・・・。
「ダッダッダッダッダッダ」


廊下を走る音が部屋に近づいてくる・・・。

耳の聞こえない河野以外の由記・香織・緑は息を呑み、耳を潜める。

突然開いたドアに一瞬身構えるが、淳史だった。

淳史「はぁはぁ・・・。エレベーターは非常停止させて、はぁ・・・まだ階段にも来てないっぽい。外はどう?」

香織「外には全然あいつらは見当たらないよ。韓ちゃんと洸ちゃんは?」

淳史「あいつらには海保が見に行ってる。とにかくもしものために脱出の準備だけしといて!」

由記「こんな状況で逃げれるやろか・・・。大丈夫かな・・・。」

淳史「とにかく、準備だけはしといて!河野にも伝えておいてよ!俺は階段見てくる!」

淳史がドアへ振り向いて出ようとした時


「ダッダッダッダッダッダ」

息を切らしながら、海保が部屋に入るなり言った。

海保「はぁはぁ・・・。下の階まで登ってきやがった・・・。はぁはぁ・・・。」

淳史「なんだって!それで、輝と洸介は!?」

海保「下の階の防災扉を閉めるために2人で頑張ってる!淳史も来てくれ!」


「バンッ!!」


突然の銃声。全員の動きが一瞬止まった。

「ぷるるる~♪」

突然の電話にも躊躇なく海保は出る。

洸介「はぁはぁ、・・・防災扉は閉めた!後はその階の防災扉だけだけど、韓が怪我した!」

海保「韓は大丈夫なのか!?今行くからな!」

電話を切ると同時に海保と淳史は2人の元へと走る。

廊下を少し走ったところに階段があり、そこへ着くと下の方に足を引きずった輝行に肩を貸す洸介の姿が見えた。

輝行「あとはそこの開閉ボタンを押して、ボタンを壊してくれ・・・。」

海保「壊したらもう開けられないぞ?」

洸介「そうするしかないんだ。あいつら・・・防災扉を開けれるみたいだ・・・。そのせいで油断した俺を庇って韓が・・・。」

輝行「まぁ、かすり傷だわ。銃であらかた逃げたみたいだけど、まだ数匹下の階で扉を壊そうとしてる。」

淳史「防災扉を閉めたら俺達は上の階に逃げるしかないな・・・。でも開けないんだったらどうやって外へ逃げればいいんだ!?」

海保「くそ、上に逃げるしか打つ手はもうないな・・・。」

沈黙する4人に階段に座り込んでいる1人が口を開ける。

輝行「洸介、教えてあげてくれ・・・。」

洸介「ああ、実はさっきダストシュートのような扉を見たんだ。あれなら下のゴミや洗濯物の集積所に行けるし、そこから外へ出られるはず。」

すでに選択肢が限られている彼らにとっても、外へ逃げるかホテルに留まるかは難しい選択だった。
防災扉を閉め開閉ボタンを壊し、怪我をした輝行を抱えつつ部屋に戻った彼らは、女達の意見を聞いた。



結論は 逃げる だった。



海保「まずは俺がこのベッドシーツを繋いだロープを着けて降りるから、安全で外に出れるなら電話する。いいな?」

淳史「それは俺にやらせてくれ。筋肉質のお前より俺の方が体重が軽いし、ロープも切れにくいだろう。」

由記「だったら、私にやらせて。私が一番軽いよ。私も少しはみんなの役に立ちたい。私にやらせて。」

輝行「さすが、おにぎり。かっこいいね。」

洸介「ふふっ。久々聴いたわ、そのあだ名。」

由記「そうやね・・・馬鹿。」

このおかげで由記の緊張も少しは和らいだ。

由記→洸介→淳史→緑→香織→河野→海保→輝行の順番で降りる事となった。

ベッドシーツのロープも切れる事なく外への扉も開ける事ができ、全員無事に下へ降りる事に成功した。


外に出るまでは全て上手く行ったが、朝には出発する予定だったために使える車を全て入り口に停車させていた事が問題だった。

遠くから入り口を伺うも、誰もそこにはいないように見えた。

時間が経てば経つほど危険が増すため、勇気を振り絞り、一か八かで車に向かう事になった。

足の速い洸介と淳史が先頭を走り、それぞれ車のエンジンを掛け、次いで大型の懐中電灯を持った海保・河野が香織と緑と一緒に車に乗り込み、辺りの安全を確認しつつ、最後に足の遅い輝行と由記が車へと向かった。


洸介・淳史「早くこい!大丈夫みたいだぞ!」

海保「緑と河野は淳史の方へ!香織は洸介の方へ!走れ走れ!」

必死に走る彼らを後ろから不安そうに見つめる輝行と由記。次は自分達の番といつでも走れる態勢を取る。


洸介「やばい!やつらの声だ!早くしろ!」

洸介の怒声と奴らの声。それとともにエンジンをふかす音が入り口中に響く。


それと同時に走りだす輝行と由記。無事に乗り込めた海保と香織が懐中電灯で援護してくれている。

輝行「由記!俺は脚怪我してて遅いから、先走れ!」

由記の先頭を譲ると、海保と香織の照明がはるか後ろを照らしているのが見える。

後ろを振り返る輝行の目にはおびただしい数の人の形をしたモンスターが写っていた。

海保「いいから走れ韓!走れ!」

香織「ゆっちゃん!こっちに!はやく!」

由記は香織の方に向けて走りだす。

と同時に


「バンッ!!」


突如現れたものすごい速さで襲ってくるモンスター達に向けて輝行が発砲した。

銃声に思わず後ろを向く由記。

普通の人のような顔ではあるが、明らかに常軌を逸脱したモンスター達を間近で見てしまった由記は、腰が抜けてしまった。


銃声で怯んだすきに足を引きずりつつも車に辿りついた輝行とみんなが見た物は

襲ってくる奴らと、座り込んでしまった由記との距離だった。


洸介「全員乗ったか!出すぞ!!」

洸介の声と同時に車が動き出す。

海保「由記がまだなんだよ!!待てって!!」

無常にも走りだす車から由記の絶望の背中だけが見える。

海保が車から降りようとするも香織がそれを止める。輝行はもう一度威嚇射撃をしようとするも再び誰かを傷つけてしまう事への恐怖が一瞬躊躇させた。

海保が輝行がそれぞれ香織の制止を、恐怖を振り払い車から飛び出し、続くように河野も飛び出した



その時。



辺りが一気に光に包まれる。由記やモンスター達をすっぽりと包みこんだ光。

思わず洸介と淳史も車を止め、バックミラーからその光を見つめる。

香織も緑も車からその光を見つめ、車から飛び出した海保と輝行と河野も眩しすぎる光の向こうをしばらく見つめ続けるしかなかった。


その光の先から声がした。



「ブォン!ブォン!ブォン!」




「待たせたな!」



to be continue(真打登場!よっ!あんたが大将!)

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Author:俊洸輝志
妄想してますか? 僕たちはエブリディー。 このブログは、妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。 えー、このブログは僕たん達4人、俊、洸、輝、志が脳内麻薬を分泌し、いい具合にケミストリーしてます。 4人が続けて毎回違う作者が、妄想による小説を書いて まぁ、そんな感じです。

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