「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第23話 贖罪~携帯メール禁止令

心頭滅却すれば、火もおのずから涼し


どんな苦難にあっても、それを超越した境地に至れば、苦しいとは感じなくなるものである。

偉いお坊さんの有り難いお言葉である。


もはやこの9人は悟りを開いた坊主の如く、旅館での順風満帆な生活を過ごしていた。


大宴会の夜が明けた2日目、淳史から男子部屋で防衛対策の話し合いが始められた。

淳史「基本的に、光でこの辺りを囲むって事でいいと思うんだけど。」

由記「それはそうやけど、ホテルの時みたいに照明が割られるって事も考慮しないと。」

海保「バックアップに幾つか照明を用意するのは?」

輝行「映画では、まずアジトはゾンビに絶対に知られないように徹底するけど。それに脱出路も考えないと。」

香織「だったら照明付けないで、夕方から夜はひっそりと隠れるのがいいんじゃない?」

輝行「慎平ももっと話に加われよ。お前だって1人で昨日まで生き抜いてた訳だろ?」
裸の男はようやく重い口を開ける。

竹田「そうだね。そんなに聞きたいんだったら、俺の今までを話す事にするよ。」


全員は聞きたくはなかったが、もしかしたら生き残るヒントが隠されているやもと、グッと我慢し静聴した。


竹田「お前らと最後に会ったのは俺が大学を卒業した3年前だな・・・。」


竹田はこういい始めると、自分の就職先の話、就職先の倒産と再就職、そして痴漢の冤罪まで話は続き


竹田「結局、何もかもを失った俺は犯罪に手を伸ばしてしまったんだ。まあ俺はもう前科一犯の大悪党さ。」


冤罪から犯罪までの流れを理解する暇も質問する時間も与えられる事なく、話は彼が逮捕されるまで続く


竹田「結局、仲間に裏切られた俺はおまわりに捕まったよ。初犯だったが、執行猶予なしの懲役2年だったよ。」


その後、刑務所での2年間を徒然なるままに言い放った後、皆がつい注視してしまうような話題になった。

竹田はその逞しいからだをあらわにしつつも、遠くを臨みながら部屋を歩きだし、語り始めた。



約2週間前~


看守「点呼!」

「いーち」「にー」「さーん」「しー」「ごー」・・・・。

刑務所の朝は早い。まずは朝食と朝の運動から始まる。各囚人は綺麗に整えられた部屋を点呼と共にに出る。


竹田「皆さんおはようございます。今日もいい天気ですね看守さん。」

看守「ごちゃごちゃ言ってねえで、走れ!」


朝食と運動が済むと、そこから昼食まで敷地内の施設で各自仕事をする。竹田の仕事はカウンセラーだった。

カウンセリング技術はもってないものの、猛烈な自己推薦により同じ刑務所内の囚人を対象に簡単なカウンセリングを行う事になった。


評判は最悪だったが、カウンセリング30分の間は看守の見張りがないため、闇取引の場所として重宝された。

そのため、竹田が普段寝ている独房にはたくさんの顧客が押し寄せた。竹田の態度は日に日にでかくなり、彼の一声で騒いでいたチンピラ達が黙るまでになった。


そんなある日、仕事も終わり夕食まで寝ている竹田の横で、2人の囚人が悲鳴と共に暴れだす。

竹田はいつものように、睨みを利かせ、黙るように言う。しかし2人は彼の言う事など耳にも入っていないようだった。

看守が急ぎかけつけ、暴れる囚人を拘束具を取り付け、専用の独房に収容する。襲われた囚人はすぐに医療室に運ばれたようだが、戻ってこない。

妙な雰囲気が刑務所内を漂い始めた、2日後。朝目覚めた竹田が見たものは


空虚だった。


隣にも正面にも囚人の姿はおろか、看守の姿もなく、独房の鍵すら開いていた。

ここの独房は全て独立管理でできており、停電対策のために自家発電も稼動させていることから、どんな事態になろうが独房が開きっぱなし状態になる事はあり得ないのである。


しかし、独房は開いていた。


竹田はしばらく色々と熟慮した結果。ドッキリの一種ではないかと考えた。
そう思うと気が軽くなるし、後はカメラか看守が戻るのを独房で待てばいいと思った。


しかし、1時間経とうが2時間経とうが看守もカメラも現れない。

独房から少しでて廊下を歩くも何も変化はない。恐る恐る廊下を歩き、独房のある施設から外へ出ようとするも、簡単に出る事ができた。


すぐそこにある自由が、ずっと望んでいた自由が、今ここにあるのに彼はどうしても掴み取れずにいた。

意外に律儀な男・竹田は一度独房に戻り考え、一夜を明かして再度外に出た。


昨日と変らない風景がそこにはあった。今度は彼を止めるものは何もなかった。

勢いよく走る竹田。自由への道を歩み始めた竹田。耐え切れない開放感に服も何もかも全て脱ぎ捨てて彼は走った。


彼は刑務所の敷地を出ると、すぐさまバイクショップへ向かった。

竹田「そこでこの情熱的なイタリアン"Ducati Monster 1100"に出会ったという訳だ。」

そういい終わると竹田は歩くのをやめ、みんなの方に向き直った。

竹田「あれ!?みんな?俺1人で・・・何してたんだろ・・・。」


竹田の話にヒントは見出せないと分った仲間達はそれぞれ防衛対策に取り掛かっていた。


低い塀には下から照明を当て、飛び越えられないようにし、旅館の屋上からも塀に照明を当て塀の照明が壊された時のバックアップとした。

塀と正面門を通らなくては施設に入れない造りなため、塀と正面門へ照明をニ重で当てるという対策が講じられた。


淳史「食糧班として俺と香織と竹田で街に調達に行って来るね。」

由記「気をつけるんだよ。緑の看病は任せとき。」

洸介「アメスピが切れたから最低1カートンよろしく。」

輝行「カブがあったら調達してきて。日暮れ前には帰るのよ~。」

海保「ガソリンも少し欲しいな。」

河野「メガネ欲しいな。」


淳史と香織と竹田は少しはなれた所にある町へ食糧の調達に出かけ、残ったメンバーは防衛対策の補強と侵入路がないか確認することなった。


全員が元気に溢れ、きびきびと仕事をこなした。それもそうである。

ようやく今日、河野の耳が治ったという記念で軽くパーティーを行う事になったのであった。





毎日が楽しいと思い始める彼ら。この先、どんな困難が待ち行くか知りもしない彼ら。

今はただ毎日を一生懸命に生き抜くだけだった。



to be continue (勿論幹事はあの男♪)

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