「しゅこってるし!!」 俊洸輝志

妄想してますか?僕たちはエブリディー。このブログは妄想の人のための妄想の人による、妄想のための、妄想がいいの。このブログは4人が脳内麻薬を分泌、いい具合にケミストリーし、毎回違う作者が小説を書きます。   なお、この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは一切関係ありません

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■ 第26話 遠足~湿度が高いと嫌なんです

嫌な予感を振り払いながら走る。


頭の中ではまだ銃声が鳴り止まない。もどかしいくらい時間は過ぎていく。


どこにも見あたらない。


時間だけが刻々と過ぎていく。


「いた!いた!いた!」


割とすぐ近くで声がした。不安と喜びが重なり合った気持ちになり声のする方へ駆け出す。


倉庫の裏からする声の元へたどり着くと、そこには・・・
由記と洸介と輝行がそこにいた。


淳史「由記ちゃん!?大丈夫?」

由記「えへへ・・。」

河野「何があったの?」

海保「どこも怪我はないの?」

洸介「まあね。由記も俺も韓も大丈夫だよ。」

淳史「お前らに聞いてないよ!由記ちゃん大丈夫?」

香織「何があったの?」

由記「えへへ・・・実は隠れて銃の練習してて・・・つい弾を入れてしたくなっちゃって・・・へへ。」

輝行「へへ、じゃねえよ。びっくりしたぞ?すぐ横ですごい音するから。フレディも怯えてたぞ、ほんと。」

淳史「はぁ・・・輝さ、俺に銃は厳重に扱うって約束したよね?何してんだよ・・・。」

由記「韓くんは悪くないよ。私がこっそり練習しちゃったのが悪いの・・・ごめんね。」

海保「まあ、怪我がなくて何よりだよ。韓、今後はもっと厳重に銃は保管しろよな。」

淳史「何してんだよ・・・マジで・・・。」

輝行「はいはい、分った。南京錠でも付けとくよ。それよりさ誰も緑の看病してないわけ?」


皆は顔を見合わせる。河野・淳史・香織は食糧担当、海保・淳史は見張り担当、洸介・輝行は実験担当、竹田は隔離中・・・


由記「ごめんね!ごめんね!緑!ほんまにごめんね!」

洸介「なんか前より悪くなってない?」

香織「昨日は割りと元気だったのに・・・。」

海保「んー薬も効かないとなると厄介だな。」

河野「緑、なんか鼻血出てない?」


熱でうなわれているように見える緑の小さな鼻から血が出てきていた。

なかなか止まらない鼻血に一先ず男共は部屋を出る事にした。

香織がずっと家庭の医学を睨み続けた結果、1つの可能性が浮上してきた。



「 壊血病 」

ビタミンCの欠乏症として知られる。
ビタミンCが不足するとコラーゲンが作られなくなり、出血しやすくなる。
あざのような皮下出血が現れたり、歯肉から出血したりする。傷の治りが遅くなり、感染症にかかりやすくなる。


香織「これだ・・・。みーちゃん確かに鼓膜破れてからほとんど、お水とおかゆばっかりだったし・・・。」

由記「確かに・・・うちらは結構缶詰で果物とかお肉食べてたけど、緑は食べてなかったもんね・・・。」


2人は素人が病気の断定するには判断材料が少なすぎだとは思ったが、条件がピタリと当てはまる事、他に症状に合った病気がなかった事、そして何より緑の病状が急速に悪くなる前に出来る限りなんらかの処置をした方が良いと思い、決心した。


そして急遽、男共を呼び出すと新鮮な野菜や果物、肉類が必要だと訴え


日も暮れかけた頃、河野・輝行・香織の最低限のメンバーで街へ調達に行く事になった。



淳史「日も暮れ始めたし、ここに見張りを置かない訳には行かないし、ここは2人で行って欲しい。」

海保「河野は日中調達に行ってるから大体畑がどこにあるか分るし、韓と香織でサポートしてあげてよ。」

輝行「分った。でも、何があるか分らない。だから怒るとは思うけど香織にも銃を渡していいか?」

淳史「いや・・・うん。しょうがないよね。くれぐれも気をつけてくれよ輝。香織もね。」

香織「分りました。」

海保「ガソリンは満タンにしといたから、何かあったらすぐ戻ってこいよな。」


今生の別れのような見送りに少し事の重大さに改めて気づいた3人は気を引き締めて車に乗り込んだ。


車が走りだして十分もしないうちに辺りはすっかり暗くなっていた。


それも当然だ、普段ならここはひっそりと明かりが佇む温泉街なのだから、電気のない今の状況では当たり前の事であった。


車は農村の方へひた走り、小一時間ほど走ると日中食糧担当班が訪れた畑に到着した。

河野「やっぱり全然だめだな・・・少しの苗や種ならともかく、新鮮な野菜ともなると、最近雨も降ってなかったみたいだし、人がいないなら水も撒かれていないだろうしな・・・枯れてるよ全部。」

香織「そんな・・・どうしよう・・・。」

輝行「ここが無理なら他のとこを探すまでだろ。手に入れるまで絶対帰れないよ。」


周囲の畑も全て回るも、どこもかしこも枯れており3人は落胆した。

車の中でも無言が多くなり、どこに向かっているのかも分らなくなっていった。


輝行「あのさ、駄目かもしれないけど、山の斜面とかに畑作る所もあるだろ?高い山とかだったら結構雨振るし、1つくらい新鮮な奴が残っててもいいんじゃないか?」

香織「高い山に登ってる時間ないよ・・・」

河野「あ!思い出したよ!確か資格試験の時、真夏でも水をやらなくて育つ野菜があったはず!」

輝行「でかした!それはなんだ?」

河野「サツマイモだ。確かビタミンCも入ってたはず!サツマイモ農家を探そう!」


誠に一寸先は闇ではなく、光だった。

車の中も使命感に溢れ、サツマイモ農家を必死に探した。

そしてとうとう朝が来た。


海保「おはよう・・・ゆっちゃん、緑の様子はどう?」

由記「お、はよう。熱は少し下がったけど、顔色はますます悪くなってるよ・・・どうしよう海ちゃん。」

海保「河野たちはまだ戻ってこないか・・・。」


「戻ってきたぞ!!」


洸介の声が旅館中に響く。それと同時に海保は正面入り口に走りだす。


海保「野菜は見つかった!?」

香織「ダメだった・・・」

河野「ダメだったよ・・・。見つからなかった・・・。ごめん。」

輝行「サツマイモは全部スカスカ・・・でもさ。」

海保・洸介「そんな・・・。」

そこに由記が遅れて走ってきた。

由記「見つかったの!?」

海保「い、いや。ダメだったって・・・。」

輝行「でもさ!野菜はないけど、これは手に入ったんだ。香織、見せてあげて。」


そう言われると香織はポケットから何かの容器を取り出し、みんなに見せた。



「ビタミンC サプリメント」



輝行「これなら病人でも効率よくビタミンCが摂取できるだろ。香織が偶然農家で見つけたんだ。」

海保「良かった・・・てか早く言えよな。」

淳史「いいから、それを早く緑に飲ませようよ。」


丁度良く少し目を覚まし始めていた緑にサプリメントを飲ませ、様子を見る事にした。


また男達は部屋から出て、河野・輝行は自分の部屋に戻り眠る事にした。香織も緑の様子を少し見た後に部屋にも戻っていった。

見張りを勝手に元気になった竹田に、フレディの実験は洸介に任し、食糧調達も淳史と筋トレ時間を返上して海保が行う事になり、由記が不眠不休で看病することになった。


ところが夕方になり、淳史と海保が戻っても、河野と輝行と香織が目を覚ましても、緑はおきなかった。


そしていつものように静寂と共に夜が訪れ、異形のモノの襲撃もなく、夜は明けた。



to be continue (明日からカンボヅィアなう。)

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